冬に流行る溶連菌感染症の特徴

2017-01-26

みなさんこんにちは!

 

今回から冬に流行る溶連菌感染症についてお届けいたします。

 
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◆溶連菌感染症とは
溶連菌感染症は、溶連菌に感染して起こります。
溶連菌には健康な体には害のないものから
病原性の強いものまでさまざまな種類があり、
小児科で問題となっているのが咽頭炎を起こす
「A群β型溶連菌」です。
感染しても無症状の場合が多いのが特徴ですが、
実は害毒が強く大きな病気になり易いということでよく知られた細菌です。
溶連菌感染症は子どもの病気というイメージがありますが、
大人の発症もあるので油断は禁物です。

溶連菌は冬と、春から夏にかけての、
年に2回流行のピークがあります。

 

◆溶連菌感染症の特徴
・症状の始まりは38~39度の熱とのどの痛み、
嘔吐から。風邪と症状が似ています。
・溶連菌は別の大きな病気(合併症)の原因になりやすい細菌です。
溶連菌を完全に退治するまで、
10日間~2週間ほど抗生物質を飲み続ける必要があります。
・完治したかどうかは、発症時の症状が改善した2〜3週間後に検査してわかります。
症状がおさまったからといって油断は大敵です!
自己判断ではなく、きちんと医師の診察を受けましょう。

 

◆大人が感染した場合
大人は溶連菌に対する抗体を持っている人が多いため、
感染しても子供のような症状が出ないことが多いようです。
感染しても気づかない「無症状感染者」が多いのが特徴です。
しかし、発症すると子供よりも症状が重かったり、
重症化して死亡する割合が高いとされているので、
溶連菌感染症の症状が出たら、
すぐに医療機関を受診し治療を始めるようにしましょう。

 

 
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みなさまが健康にすごせますように。。。

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